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LIFE's PLUG-IN

アレとかコレとかソレとかもろもろ語っちゃってます!

この森で、天使はバスを降りた

公開していた頃、物凄く見たい!と思っていた映画の一つ。
で、友人がそれを買って貸してくれたんだけど…それがもう数年前の話で、実はそれをそのまま借りっぱなしという!
すまぬ友よ!もうすぐ返す!アンドリュー見たら返す!!

そんな訳で最近になってようやく見たんだけど、これがまたとても感動
良い映画に違いないと思っていたけど、本当に良い映画だった
 
刑務所で刑期を終えた主人公パーシーは北部の小さな町で新しいスタートを切ろうとします。そして、町にある寂れたレストランで住み込みで働き始めます。
その町はとても小さくて寂れていて、他所の人間は訪れることのない町です。それなので、町の人々は、パーシーを好奇の目で見てきました。
しかし徐々にパーシーを理解してくれる人が現れ、また、パーシーの行動によって今まで水面下で燻っていた問題が表面化していくようになっていきます。問題が表面化してくると、中にはそれを全てパーシーのせいにする人も現れてきました。
しかし、パーシーの最終的な行動が、全てを問題を解決していったのです。
 
町に住む人々は、それなりに問題を色々と抱えてます。家庭の問題だとか親子の問題だとか…町全体としても排他的な雰囲気だとかを抱えています。この映画の最後でパーシーは死んでしまうのだけど、それが引き金となったかのように町は明るくなっていったようでした。
この映画は感動です!
パーシーという一人の人間の行動によって、色々なものが結果的に良い方向へと進んでいくわけですね。ペイフォワードみたいです。といってもあの映画とは基本的に感覚が違いますが、周囲に良い影響を残して自分は死んでしまうという辺りが何だか似ているなあと…そして自分自身を内省して生まれ変わろうとしたという部分でもちょっと似ていると思います。

こういう映画は、主人公が自分を犠牲にしたから感動する、というわけではないんですな。(個人的に)
主人公はあくまで自分の為に行動している。
どんなに回りに非難されても、自分自身の意思を持っている。
そうして死ぬ時もそれは変わらない。
ある意味では、死の瞬間も自分自身にとっては満足な行動をしたんじゃないかなあと思うんです。
返って、残された人々の方が悲しい存在に思える。死によって初めて内省するのだからそれほど悲しいこともないだろうなあ。
そして、この映画では自然が多く出てきた所が良かったです!
ああいう広々とした景色は良いなあと思う。
少なくとも自分の近所では感じられないものだし、日本の中でももっと自然の多い場所に行けば見られるのかなあという感じもするけど、やはりあの自然の広さは素晴らしい!
 
この映画はオススメできる映画の一つだと思います。
密やかに涙が出ますね!
都会といわれる場所に住んでいて情報社会についていくのに疲れた時は本当に良いです。

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