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アレキサンダー

元旦深夜にTVでやっていた映画です!

たまたまTVがついていたので何となく見ていたら、抜け出せなくなって最後まで見てしまった
タイトルそのままですが、これは歴史上人物「アレキサンダー大王」の生涯を描いた物語。ギリシャというなかなかない舞台だったので妙に新鮮だった
文学系映画はすごく好きというわけではないのだが、こうして見てしまうとハマるものなんだな邦画だけど「福沢諭吉」もハマったしなあ!(笑)

アレキサンダー大王については歴史の勉強で習ったことだと思うんだが、ワシは世界史がうんと苦手だったのでこれを見て勉強したようなものだなと思う。でも「こうこうこういう事をして、こういう人だったんだよ」と説明を受けるよりかはやっぱりヴィジュアルで見たほうが理解しやすいですな紀元前というテロップが出て「こんな前なのか~!」と驚くも、映像は本当に見やすいから、昔の話という感じがしなかった!
むしろ人間性とかのほうに目が向いてしまう映画だったなあと思う。
ただ、さすがにその時代の話だけあって神話の話とか○○の神とか、普段聞きなれないものが羅列されているから、そこだけは難しいなあと感じました!ソクラテスとかゼウスとか、さすがになかなかピンとこないですな。哲学の領域のような気分になりました。(笑)

だけど本当に人間性がにじみ出ていて、見ていて面白いなあと思いました!
今まで特にアレキサンダーが好きということはなかったけど(何せ世界史苦手だったしなあ)かなり共感を持てました彼は…というかこの映画で描かれている彼は、本当に夢追人なんですな。後半は独裁的というか不独善的というか…周囲の反感を買うようになってしまったけど、基本的な生き様はとても好意が持てました!
東への遠征はほとんど彼の理想の追求みたいな感じで、それに下の人がついていって…という感じだったんだけど、やっぱり何ヶ月も故郷に帰れないことで意見が対立したりするんですな。
部下(?)は、死ぬ前に故郷に帰って妻や子供に会いたい、と言う。
だけどアレキサンダーはそれを、堕落してしまったからそう考えるんだ、と反論する。
彼の理想は、兵士は常に恐怖を恐れず先に進んで、栄光の為に生きる…というような感じだったんですな。だけど周囲はどちらかというと家庭的というか現実的というか…映画の最後で、「彼は夢想家だった」という感じの台詞が出てきていたけど、正にそうだったんでしょうね!
でも、個人的にそういうのは嫌いじゃないですな。むしろ好き!
現代に置き換えると手に取るように分かるけど、いってみれば、まっとうな道を無難に進んでそこそこ幸せにやっていくか、成功すれば幸福失敗すれば地獄の一か八かの人生をやっていくか、その違いですよね。良くTVでサクセスストーリーとかやっているけど、そういう人こそ後者なんじゃないかなあと思います。
でも実際そのどちらが良いかというのは微妙な問題ですな。
悪く言えばアレキサンダーは、理想を人に押し付けたともいえるわけだし…このあたりは難しい!

この映画では、良いなあと思った台詞があったのだ!
それは、アレキサンダー亡き後に元仲間だった人が語っていたことなんだが…。
「彼の夢は失敗に終わった。でも、他の人の小さな成功よりも彼の大きな失敗の方が偉大だ」
「短い一生でも壮大な夢を追った人間の方が、人々の記憶に残される」
うろ覚えなんだが、この言葉にはちょっと感動した確かにその通りだと思う!確かに壮絶なものの方が人の記憶には残るよなあ。
そしてもういっちょ!
こっちはアレキサンダーが言った台詞!
「死ぬとき、『生きている間に何を成し遂げたか』が大切」
これは比較的良く聞く言葉だが、もしかして発端はこの人なんだろうか?この考えはものすごく好きだから、この台詞が来たときには「これだよこれ!!!」と心の中で踊りました!(笑)
夢を追いすぎると周囲がついてこなくなるのは何時の世も同じことですななんといっても人間十人十色だし、そもそも夢追人の人口こそ少ない。そうすると夢を追えば追うほど孤独というのは最早定石ですな。アレキサンダーの夢は、親友の死によって崩れてしまったようです。親友というか、好きな人といったほうが正しいのかも?相手は男だけど、子供の頃から好きだった人で、生涯アレキサンダーと行動を共にし信じあった仲なんですな。ギリシャ時代だからそれも普通といえば普通かなあと思うけど、アレキサンダーは子孫を残すために妻を娶ったんですな。でも彼のことは好きだったようです。何せ彼が死んでおかしくなったくらいですから!
孤独だけど、絶対に一人はこうして信じあえる人がいるというところが良いなあと思う。
そこが彼の、夢追人だけど人である所以にも思えました!

正月早々良いものを見たなあ
さすが文学系だけあって教訓入りですな!そういうところがむしろ良かった

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