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LIFE's PLUG-IN

アレとかコレとかソレとかもろもろ語っちゃってます!

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映画フィギュア

おなじみ「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウ。
これは、12インチフィギュアなのだが、巧妙な作りにビックリ映画でフィギュアといえば、「スター・ウォーズ」のイメージが強いけど、フィギュアが出ているなんてパイレーツもかなりの人気の証拠ですな他にも「バットマン」なんかもありました。
面白いなと思ったのは「ソウ」のフィギュア!まさかこれがあるなんて!
「ソウ」は1しか見ていないんですが、アレはかなりの衝撃でした。ゲームの雰囲気で殺人が起こるというのはサスペンスにはありがちかなと思うのだが、ソウの場合はそこに追い込まれるという怖さがありますな。で、痛いシーンが多い!


これですよ、「ソウ」!頬のグルグルが映画思い出して怖い(笑)
因みにフィギュアは全身モノです。

それから、あの大人気映画のフィギュアも見つけました!三部作として人気になった指輪物語「LOAD of the RING」のフィギュアですこれはかなり良い!ワシも好きな登場人物がいただけにこれは欲しい!と思いましたね!

       
アラゴルン・レゴラス・フロド
主人公核はさすがに人気があるみたいですな。ガンダルフとかもあります

趣味的にレゴラス&ギムリ!やっぱりレゴラス良いです

ロードオブザリングも人気ですが、同じくこの時期に三部作として話題になった「ハリー・ポッター」にもフィギュアがありました!ロンのフィギュアがものすごく似てます(笑)

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Shall we Dance?

ケーブルでやっていたのでついつい見てしまった!
洋画版「Shall we Dance?」!! 
元のというか、本家本元のShall we dance?は確か映画館で見たような気がしまする。ダンスの映画なんてあまり面白くないんじゃなかろうかと思ってたけど、結構これが楽しかったのを覚えてます

本家本元のShall we dance?は、この映画を見てるときにも話題に上ったんだけど、話題は専ら竹中直人の話でした。情熱的というか何と言うか…もうとにかく演技が凄いですな、あの方は!
洋画版では主人公をリチャード・ギアがやっていたらしいのだが、ワシ的に役所広司になかなか似ていると思った。役としても「おお、なかなか良いな」と思えました。余談だが、この時、リチャード・ギアは小泉前首相に似てやしまいかという話題が上って思わず納得してしまいました。(笑)

外国の俳優さんはあらかじめダンスを習得されているという話は良く聞くんだけど、ダンスのいろはも知らないワシから見てもピチッと決まっているなあという印象を受けました。良いね!
個人的に竹中直人のあの演技がある分、それから日本の土地が狭い分、本家の方が面白いかなあという気がしないでもないのだが、なかなか楽しく鑑賞できたと思います。

内容を分かっているのに見てしまうというのは、面白い証拠ですな

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この森で、天使はバスを降りた

公開していた頃、物凄く見たい!と思っていた映画の一つ。
で、友人がそれを買って貸してくれたんだけど…それがもう数年前の話で、実はそれをそのまま借りっぱなしという!
すまぬ友よ!もうすぐ返す!アンドリュー見たら返す!!

そんな訳で最近になってようやく見たんだけど、これがまたとても感動
良い映画に違いないと思っていたけど、本当に良い映画だった
 
刑務所で刑期を終えた主人公パーシーは北部の小さな町で新しいスタートを切ろうとします。そして、町にある寂れたレストランで住み込みで働き始めます。
その町はとても小さくて寂れていて、他所の人間は訪れることのない町です。それなので、町の人々は、パーシーを好奇の目で見てきました。
しかし徐々にパーシーを理解してくれる人が現れ、また、パーシーの行動によって今まで水面下で燻っていた問題が表面化していくようになっていきます。問題が表面化してくると、中にはそれを全てパーシーのせいにする人も現れてきました。
しかし、パーシーの最終的な行動が、全てを問題を解決していったのです。
 
町に住む人々は、それなりに問題を色々と抱えてます。家庭の問題だとか親子の問題だとか…町全体としても排他的な雰囲気だとかを抱えています。この映画の最後でパーシーは死んでしまうのだけど、それが引き金となったかのように町は明るくなっていったようでした。
この映画は感動です!
パーシーという一人の人間の行動によって、色々なものが結果的に良い方向へと進んでいくわけですね。ペイフォワードみたいです。といってもあの映画とは基本的に感覚が違いますが、周囲に良い影響を残して自分は死んでしまうという辺りが何だか似ているなあと…そして自分自身を内省して生まれ変わろうとしたという部分でもちょっと似ていると思います。

こういう映画は、主人公が自分を犠牲にしたから感動する、というわけではないんですな。(個人的に)
主人公はあくまで自分の為に行動している。
どんなに回りに非難されても、自分自身の意思を持っている。
そうして死ぬ時もそれは変わらない。
ある意味では、死の瞬間も自分自身にとっては満足な行動をしたんじゃないかなあと思うんです。
返って、残された人々の方が悲しい存在に思える。死によって初めて内省するのだからそれほど悲しいこともないだろうなあ。
そして、この映画では自然が多く出てきた所が良かったです!
ああいう広々とした景色は良いなあと思う。
少なくとも自分の近所では感じられないものだし、日本の中でももっと自然の多い場所に行けば見られるのかなあという感じもするけど、やはりあの自然の広さは素晴らしい!
 
この映画はオススメできる映画の一つだと思います。
密やかに涙が出ますね!
都会といわれる場所に住んでいて情報社会についていくのに疲れた時は本当に良いです。

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ミート・ザ・ペアレンツ2

1を見たなあと思って、2を借りてきて見ました。
タイトルそのままですが、2では結婚を控えた二人の両親達が対面という事で、かなりハチャメチャな事になってました
コメディなので楽な感じ(?)で見れました。
ストーリー的に、おお、と思う部分もありつつ、すかっと終われた感じがします
そういえば、これはコメディなんだけど爆笑という感じではなかったような??
笑い上戸の自分にしては珍しい!(笑)
所謂下ネタが結構入っているんだけど、個人的にはクスッと笑う感じでした。結婚する両者の親がものすごく対照的だったので、設定的に面白いなあという感じがします。片や元CIAで片やセックスセラピストだし(笑)…ううむ、対照的!
 

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NAPOLA

久々の戦争関連映画、そしてナチス関連!
エリート養成機関「NAPOLA」なのだそうですが、このNAPOLAも略のようですね。
レビューがあるかなあとネットで調べてみたら、さすがにドイツ語や英語のサイトが多くて、検索トップはほぼ外国語でした!
映画を見ていたら、これは総統直下の士官学校ということでした。政治がどうのという言葉がちらっと出てきていたので、実際は政治にも関係していたのかなあなどと思いますが…。
ナチスにはヒトラーユーゲントとかSSとか色々関連する固有名詞を見かけますけれど、このNAPOLAというのは初めて聞きました。色々あったんだ!
 
この映画はドイツ映画ですね。
今回キャスティングからして嬉しかったのが、本当にドイツの方が演じてらっしゃった事です!全員そうかは分からないけど、ナチスを描いた映画って結構あるけどアメリカ映画だったりイギリス映画だったりすることがありますよね。日本まで来ていないだけかもしれないけれど、ドイツ映画でこのように見ることは少ない気がします。個人的にドイツが好きなのでちょっと嬉しかった
 
そしてストーリー。
もっと戦争シーンが入ってくるのかなあと思いきやそれほどではありませんでした。
あくまでNAPOLAという機関を描いているという感じで、その機関の中で少年(?)達がどう選択していくか…というような雰囲気。
訓練のシーンが多いんだけど、その辺りは痛いシーンもさすがに多かったです。戦争映画(特に友情を描くもの)には顕著ですけれど、まざまざとした人間関係があって、そこがやはりグッときました。
戦争映画では良く涙が出てしまうんだけど、今回はそうでもなかった。
自分の中でナチ映画といえば「Swing Kids」がどうしても抜けないです!でもドイツ映画じゃないんだな、あれは…ううむ。
 
主人公フリードリヒはボクシングの才能を認められてNAPOLAに推薦で入ることになったのだけれど、大元は質素な家庭の息子。NAPOLAはボクシングをやるには環境も整っているし学費はいらないし、卒業すればエリートになれるというメリットがあり、フリードリヒはそれに惹かれ、親の反対を押し切って家を飛び出します。
当初フリードリヒは上級生を敵に回したりという事がありましたが、そのうちに段々とナチスの掲げる思考に傾き始めました。
しかし、そこで展開する周囲の人間関係とか、教官や上級生の本質とか、友人の家庭環境などを見ていき、更には過酷な訓練で友人が死んだこと(しかもその死は省みられなかった)を契機に、その思考に反旗を翻すような行動を起こします。
そうしてフリードリヒは、NAPOLAから強制的に出て行かされることになったのです。
…雪の降る中でNAPOLAの建物を見つめ去っていくところで映画は終わるのですが、その後、本当のNAPOLAがどのような経緯を辿ったかについてが文字表示されていました。
 
戦争映画を見ると、恋愛機軸でない限りはいつも、あまりにも残酷だと感じます。
そのようなありきたりな言葉で表現するのも心苦しいけど、戦争を正当化すればどんなに酷い仕打ちも国家の為と言う…本当に大義名分だなあ。そして、このような機関においては本当にマインドコントロールだと思う。権力の傘の下で反り返る人間すら正当化されてしまうし、それでもそれが国家のためだとしてしまえば人権などありえない。
本当に恐ろしい世界ですな。
そういえば、もしかしてあれもドイツ映画だったかもしれないですが「エス」という映画がありましたよね!
「エス」は、監視役と囚人役に別れて実験をしていくうちに、まるで本当にそのものであるかのようになっていく…というとても恐ろしい事実を元にした映画だったと思うのですが、正にあの状態ですね。
 
しかしNAPOLAでは、最終的に主人公が正しい(という言葉でよいのだろうか?)選択をしたところが良かったです。その権力から去っていったところで、ストーリーとして救いがある感じがしました。
 

 

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コーラス

コーラスを見ました!
なんだかんだ言って感動しました

一人の先生が生徒の心を掴んで彼らの人生に影響を及ぼしていく(良い意味で)…というタイプの映画は結構多いような気がします。
またしても語るけど(笑)私の好きな映画の一つに「今を生きる」があるんだけど、この映画もやっぱりそんな感じでした。
今を生きるの場合は、「青春」「人生の辛さ」みたいなものを感じたんだけど、今回のコーラスでは「希望」「懐かしさ」というものを感じました。コーラスの冒頭では大人になった生徒が出てきているので、要するに回顧録みたいな感じで映画が進んでいるんですな!そこの違いかなあという気がしますが、とにもかくにも心の痛みを感じる箇所は少なかったです。どちらかというと、本当に希望という感じ…ハッピーエンドかなあという感じ
 
ストーリーとしては…
音楽に挫折した教師が更正施設の学校に舎守として赴任してきたけれど、そこの子供たちは本当に手が付けられなくて校長を初めとする教師達もお仕置きなどの容赦がない。
その中で教師は、彼らに歌を歌わせて心を通わせていく…という話なのですが、最後の最後まで相容れなかった校長によって、彼はクビに!
この学校は規則が厳しくてちょっとでも何かしでかすとお仕置きが待ち受けているわけで(それも元はといえば手が付けられない生徒たちが原因だったのだけれど)教師が学校から去るその時も見送りなどはしなかったわけです。
が!
教室の窓から沢山の紙ヒコーキが飛んできて、それに「先生さようなら、元気で」とか書いてあるわけです!それを見て教師は、その瞬間が最高の時間だったと言っているわけなんです!このシーンはさすがに涙がこぼれた!!どどーんとした感動というよりじわ~っとくる感動。
更には、教師がいなくなった教室の中で、生徒たちが合唱をしているんです。校長はそれを止めようとするけれど、教室は中から鍵がかかっていてあけられないという状況。
本当に感動
 
この話で良いなあと思ったのは、どのシーンにおいても、完璧な甘さというのが感じられなかったこと。個人的な感覚だけど
例えば、教師と生徒たちが段々と打ち解けていったら、一人くらいは教師に傾倒する人が出てくるものだと思う。物語だとそういうのが多いと思うんですよね!
でもこの映画では、お互い共感し合えているのが分かるシーンはあっても、そこまでの傾倒みたいのが無い感じがしたんです。表面的じゃなくてあくまで内面的に感謝をしているというか。
引き止める事はせずとも、もう既に彼らの心の中に大切なものは残ったから別れすらすがすがしいというか…何だかそんな感じがしました
そしてまた歌が素晴らしい!

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人生は、時々晴れ

現実に近い感じがする映画だった気がする。
元タイトル「All or Nothing」。

舞台に親近感がもてました
余分なことをすることはできないギリギリの生活の中、それぞれが抱える問題。
この映画では3つの家庭がクローズアップされているのだけど、それぞれの家庭にそれぞれの問題があって、それぞれが行き詰った状態にあるといった感じ。いわば社会問題が一つどころに凝縮されているような感じかなあと思います。

  • タクシー運転手で稼ぎの悪い夫、パートで働く妻、太っていてニートの息子、太っていて物静かで洞察力のある娘…これが1つの家庭。
  • タクシー運転手で車をぶつけてばかりの夫、飲んだ暮れで何もできないぐうたら妻、働きもせずにぶらぶらしている娘。
  • しっかり者のシングルマザー、いう事をきかず男と会ってばかりの娘。

とまあこんな具合の3つの家庭の日常が描かれているのだけれど、小さな事件が起こり少しづつ状況が変化していくという…。だけれど必ずしも良い方向に行くというわけでもなく、中には燻って終わったような感じがする家庭もありました。
 
家族愛を描く作品のような気もするけど、個人的にはそういう家族愛よりも、個人個人の抱える乾いた心がグサッとくる作品だったなあと思います。
こういう現実は結構身近に存在しているような気がします。
だから何となく他人事とは思えない感じがして、何だか異様に入り込んでしまった!こういうふうに「気付き」があれば何かしら変化があるのだろうなあと思いつつも、現実にはなかなかそういかないのだよなあとも思いつつ…。
映画を見ているというよりも、何だか現実を振り返ってしまいました。でも客観的に第三者としてみているわけなので、多方面から考えられて良いなあとも思いました。
 
この映画も、やはり途中で涙が出た
しかしそれはやっぱり家族愛というよりも個人の心に対して。
確信犯的に感動できる作品って沢山あるけど、こういう作品こそ色んな人に見て欲しいなあ。

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BAD EDUCATION

BAD EDUCATIONを見ました!
ペドロ・アルモドバル監督作品だそうです。
映画に詳しくないので難なのですが、WEBを回ってみたところ天才監督さんであるらしい何でも、監督さんの半自伝的作品なのだそうですが、この映画には同性愛が絡んでいて、どのあたりまで半自伝的なんだろうらとちょっと気になりました。
スペインの映画です。
 
物語としては…過去に神学校(?)で一緒だったエンリケとイグナシオが16年ぶりに再会。
俳優になったイグナオシが、映画監督として活躍しているエンリケの元に台本を持ってやってくるという再会で、イグナオシはその台本を映画化して欲しいというわけです。そして役が欲しい、と。
エンリケは、以前とどこか違うイグナシオに不審を抱きながらもその台本の映画化を決意。そして映画を撮ることになったのだけど、その間に神学校時代から続くイグナシオの秘密が明らかになっていくのです。
その台本で描かれていたのは彼ら二人の過去でした。二人は神学校時代にお互い惹かれあっていたのだけれど、ある理不尽な理由からエンリケが退学処分を受けてしまうのです。校長のお気に入りだったイグナオシは、何でもするからエンリケを助けて欲しいと願い出、そこでイグナオシは身を売ることになったのだけれど校長は約束を守らず、結局二人は離れ離れに…。そしてイグナオシは、この校長の裏切りに対して復讐を誓うわけです。

中間いろいろと事情が挟まるのですが、結果から言うとイグナオシは既に死んでいました。神学校を出てからの彼はいわゆるオカマで、ドラッグ中毒者でもありました。それでもエンリケを好きだった彼は、ドラッグをやめるために更正施設に入ろうとしていたその折に殺されてしまったのですな
では、エンリケの前に現れたイグナシオは何者なのかというと、これは彼の弟のフアンでありました。生前のイグナオシはかつての神父を脅迫し金を得ていたのですが、フアンはこの神父と関係を持つようになり最後には神父と共謀して兄を殺したのです。神父から脅し取った金で麻薬を手にしていたイグナシオに、純度の高い麻薬を飲ませ殺害…というわけです。
彼は兄の台本を手にし、兄の名前を語って登場し、映画化された作品の中ではイグナシオを演じます。それは彼が熱望した役柄でもありました。
 
…と、非常に荒い筋はこんなふうだったと思いますが、見た後は何とも言えない感覚になりました。
悲しいとか切ないという感情が来る前に、どういう事なんだろう?というのが先立ってしまった。(笑)

エンリケとイグナシオはゲイであることが確定していて、お互いがお互いをずっと好きであった事がはっきりと分かります!そして神父もゲイだと確定しているんですな。何と言っても、この神父の方からフアンに近づいたのだから!
ただ、私にはフアンという人物がちょっと分からなかった。
彼はゲイではなくて神父と関係を持ったのも単に利用するためだったのですが、兄イグナシオに対する感情が掴みにくいというか…。
兄を殺したという事実がエンリケにバレた後、彼はこう言いました。

「あの田舎町であんな兄を持つ気持ちが分かるか!」

男なのに外見は女になってしまった上麻薬中毒の兄…麻薬の為に祖母の年金にまで手を出すような兄に、フアンは怒っていたのですな。
しかし彼は台本の映画化に関して、どうしてもイグナシオの役をやりたいと熱望していたのです。それはもう執拗なくらいで、これを得るためにエンリケと寝たくらいですから余程執着があったんですな!
映画のラストでイグナシオが殺されるシーンがあるのだけど、そのシーンを終えた後フアンは泣いていました。兄を殺してしまったという良心の呵責からか、死そのものの悲しみからか…このシーンは純粋な愛情を思わせる部分のように思える。

もしかして彼がイグナシオの役を執拗に願ったのは、兄が最終的に出来なかった神父への復讐(=世間体の破壊)を完成させるためだったのかなあなんて思ったりしました。そして、エンリケに想いを告げずに逝ってしまった兄に代わってその想いを形にして残そうとしたのかと…。実はその台本はそもそも、エンリケに渡される予定のものだったんだよな。
…と、純粋に考えるとそう思うんだが、何といっても↑の「あの田舎町で~」という台詞がネックで仕方ない!
全く逆方向で考えてみると、こんな事も考えられるのです!

そもそもフアンは劇団員で、その劇団を辞めて大成したいという気持ちがありました。そこに、兄が残した台本があり、上手い具合に神父が自分に惚れたものだから資金源には困りません。兄の他界した今、台本は今や自分だけの所有物も同然です。
兄を好きでいるエンリケは映画監督であり、上手く映画化してもらえれば一躍有名になることも可能…もし演じる役がイグナシオ役であればそれは主役ということになる。つまり主演!
で、この台本だが、神学校時代が元にはなっているのだけど大人になってからの筋書きはオリジナルになっているんですな。そのオリジナル部分では、映画監督エンリケはとても貧乏で、それを見越したイグナシオが援助をするという事になっています。その援助の方法としてかつて自分に性的暴行をした神父を脅すという方法を取っている。
ここまで考えていくと、イグナシオの死に関してフアンはまるで関係ないことになっていることに気付きます。
実際にイグナシオに麻薬を手渡したのは神父なのでフアンは手を下していないという形になります。そして、神父が登場した理由付けとしても、イグナオシが脅迫したからという形になります。何故脅迫したかという部分に関してはエンリケの援助と…これは台本内での設定ですが、現実でも台本中でも、とにかくフアンがやった事に関しては上手く隠れ蓑が存在しているのですな。
うがった見方をすれば、全て自分がのし上がるためではないか…という感じがしないでもないというか…何だかそんなことも考えました!
しかし実際はどうなんだろう…かなり気になります!
「映画が取り終わったら言おうと思ってたんだ」
自分は本当はイグナシオではないと告白しようと思っていた、とエンリケに告げるシーンがあるのですが、これを見る限りではやはり兄への愛情でしょうか…ううむ!?
 
イグナシオは死ぬ間際に、タイプライターでエンリケへの手紙を書いていました。
「親愛なるエンリケへ。これでやっと…」
ここで文章は終わっているんだけど、この「BUD EDUCATION」という映画はエンリケがこの手紙を読むところで終わっているんですね。
最後の最後に「これでやっと…」です…!
実に上手い!と思った!!
イグナシオが書いた時点ではこれはドラッグを止めることが主な意味合いだったと思うけど、結局最後は「想いを告げられた」とか「全ては終わった」とかそういう意味合いも含んでいるんだろうなあと勝手に解釈してます。
 
何となく、もう一度見たいかも

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K19

今日、テレビ東京でやっていた映画。
たまたまTVがついていただけだったのだが、つい見てしまった。(笑)<br />
ロシアの原子力戦艦(?)のお話なんだけど、なかなか面白かったです。
普段こういうタイプの映画は見ないのだけど、軍隊というところが気にかかり(そこかー!)それから妙な危機感が何ともいえなかったです。

戦艦の中で放射能漏れが発生して、パニックが起こり…という展開だったけど、冒頭を見ていないせいか人間関係がいまいち分からなくて残念
艦長という人物が最近やってきた人で、どうも人間関係がギクシャクしているというか、部下(というのだろうか?)が反発的なんですな。館長も館長で命令長で人の話を聞き入れずといった感じ。
でも最終的には、放射能漏れを防ぐために数人が犠牲になり、その辺りを機に部下たちも艦長もどこか代わっていったようで…。(その間に色々事情があったわけだけれども)

凄く良いなあと思って、またしても思わず涙が出そうになってしまったシーンがあったんだけど(涙腺が!)それが何と言うか本当にジーンときた
人間関係的にあまり芳しくない状況で、事態も最悪を極め、もうすぐで艦隊は爆発するかもしれないという状況の中、アメリカの艦長から救助の話があったんです。しかし艦長はアメリカは敵だとして救助を要請しようとはしない。ギリギリの状況で、敵国とはいえ彼らに救助を依頼すれば全てのクルーは助かるというのに、それでも国などのプライドをかけていたわけですな。
勿論クルー達は「何故だ!?」という表情。
そうこうする中、色々事情が絡んだひと悶着があって、最後に艦長は皆に対して非常に危機的状況であることを告げるんです。そんな状況であるけれども救助を頼まずにいくと、自国が誇る最新の艦隊(であるらしい)を最後まで動かす意思を伝えるわけですね。それは今までの命令調とは違って「皆の返答を待つ」という形で発せられたのだけれど、その発言に対しクルー全員が「配置OK」とか「艦長についていきます」とか、そんな言葉を返してきた!!
もう、そのシーンに思わず涙が出そうになった!!
どうもこういうのに弱いですな
戦争ものの映画も好きだし、だから軍ものも好きです。そうなってくると、こういう上下関係や忠誠心的なところが凄くツボなんですな。
一致団結って、本当に素晴らしい

私の最愛の映画の一つに「いまを生きる」があるのだが、この映画も最後の最後にそのようなシーンがあった。学校を追放されてしまう先生に対して、先生を尊敬していた生徒たちが、机の上に上がって敬礼をするんですね。これもまた、本当に感動的です。
人徳というのとは違うかもしれないけれど、何というか、やはりカリスマなのでしょうな。

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マシニスト

マシニストを見ました!
この映画の存在を全く知らなかったワシですが、例によって例の如くTSUTAYAで知りまして早速借りてきました。
不眠症でどんどんと痩せていく…というこの部分だけでも興味深かったんだが、更に興味深かったのは主演がクリスチャン・ベールだったこと!
クリスチャン・ベール氏はワシの好きな外国俳優様なのだ!
昨年だったか、バットマンで主演も務めてましたね!
それ以前から主演で色々出ているわけだけど、ワシの中ではやはりスウィングキッズという映画が最高だったと思います戦争映画だしナチの話なので嫌いな方は嫌いだと思われる背景ではあるけど、これは何というか…ナチなのにこんなふうに言うとおかしいんだれど英国めいた雰囲気があって(俳優の方々に)それが何だか妙に良かったんです

脱線しましたが、そんなクリスチャン・ベール氏が激やせをして臨んだらしい映画ということで、返却日ぎりぎりで急いで見ました!
この映画だけれど、何と言うか、ワシは結構好きだなあと思った!
結果的にはある一つの事件が浮き彫りになるという感じで、その事件の記憶がすっかり無くなっていたかのような主人公がどんどんとそこに迫っていくという。
ここだけ切り取るとただ一様にサスペンスっぽいけど、それだけじゃない透明な恐ろしさがあった感じ。精神的にうっすらとした恐怖感が常にあるというか、何だかそんな感じですな。
しかも雰囲気にセンスがあるなあと思って、見ている間は常に続きが気になって仕方なかったです!最終的に明らかになる一つの事件というのが個人的にはちょっと拍子抜けした部分があるのだけれど、それまでのシーンがなんとも良かった!ううむ、センスがある!!

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